手・腕の疲れを取るオフィス向けマッサージ|デスクワーク中にできる簡単セルフケア
デスクワークやスマホ操作が多い現代人にとって、手や腕の疲れ・だるさ・しびれは日常的な悩みのひとつ。
放っておくと、肩こりや首のこり、腱鞘炎(けんしょうえん)などの原因にもなります。
そこで今回は、オフィスでも短時間でできる**「手・腕の疲れを取るマッサージ」**を紹介します。
椅子に座ったままでも簡単にできるので、仕事の合間や休憩中に取り入れてみてください。
1. 手・腕が疲れる原因とは?
まずは、なぜ手や腕が疲れやすくなるのかを知っておきましょう。
主な原因
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長時間のパソコン作業やスマホ操作
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マウスの使いすぎによる前腕の筋緊張
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肩や首のコリによる血流の滞り
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姿勢の悪化(猫背・巻き肩)
特にデスクワーク中は「手だけ動かして体が固まる」状態が続き、腕から肩までの血流が悪化しやすいのです。
2. まずは「手のひらマッサージ」で血行促進
手のひらには、全身とつながるツボや神経が集まっています。
ここをほぐすことで、手全体の血行を改善し、疲労をやわらげることができます。
◎やり方
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利き手の親指で、反対の手のひらを円を描くように押す
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特に“親指の付け根(母指球)”を重点的にゆっくり押す
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手首に向かって、手のひら全体をほぐす
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両手で2~3分ずつ
パソコン作業で固まりやすい指の付け根をほぐすと、手の冷えやしびれも軽減します。
3. 指ストレッチでタイピング疲れをリセット
指先を酷使していると、腱や関節が固まりやすくなります。
軽いストレッチで柔軟性を取り戻しましょう。
◎指のリセットストレッチ
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手を前に出して、指を1本ずつ反らす
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反対の手で軽く押さえ、5秒キープ
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指先を反らせたまま手首を軽く回す
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反対の手も同様に
キーボードやマウス操作で疲れた指関節を動かすことで、手首の可動域も広がります。
4. 前腕マッサージで腕の重だるさを解消
パソコン操作中、実は最も疲れているのが「前腕(手首から肘まで)」です。
ここをしっかりケアすると、腕のだるさや肩のこりまで軽くなります。
◎前腕のほぐし方
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片手で反対の腕の内側をつかむように握る
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手首から肘に向かって、ゆっくり押し流すようにマッサージ
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外側(手の甲側)も同様にほぐす
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最後に手首を軽く回す
“リンパを流す”イメージで優しく行うのがポイント。
力を入れすぎず、リラックスした状態で行うことが大切です。
5. 肘から肩につながるラインを刺激
腕の疲れを取るには、肘から上の筋肉にもアプローチしましょう。
◎二の腕ラインマッサージ
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反対の手で肘上をつかむ
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肘から肩に向かって、さすり上げるように5回
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外側・内側どちらも行う
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最後に腕を大きく回して血流を促す
この動作は、上腕の血流改善と肩こり予防にも効果的です。
6. オフィスでできる「ながらマッサージ習慣」
仕事の合間にこまめに取り入れることで、疲れをためない体になります。
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休憩中に手首を上下に動かす
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電話中に指先を軽くもむ
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タイピングの合間に手の甲を押す
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両手を組んで、手のひらを前に押し出し背中を伸ばす
これらはすべて、姿勢改善と血行促進のW効果があります。
7. 仕上げの「手首ストレッチ」でリセット完了
マッサージの最後に、手首を伸ばして筋肉を整えましょう。
◎やり方
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手のひらを前に出し、反対の手で指先を下に軽く引く
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手首の内側が伸びるのを感じながら10秒キープ
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反対側の手も同様に行う
このストレッチを1セットするだけで、マウス操作で固まった筋肉が一気にほぐれます。
まとめ|こまめなマッサージで手・腕の疲れを溜めない
手や腕の疲れは、「痛くなってから」ではなく「溜まる前にケア」するのが理想。
オフィスでできる簡単なマッサージを習慣化すれば、仕事のパフォーマンスもぐんと上がります。
デスクの上でもできるセルフケアで、
軽やかな腕・しなやかな手を取り戻しましょう。