パソコン・スマホで疲れたあなたへ。疲れ目と肩こりを同時にほぐす簡単体操
「長時間パソコンに向かっていたら、目がショボショボして、肩もガチガチに…」
「疲れ目と肩こり、いつもセットでやってくるのはなぜ?」
現代社会では、パソコンやスマートフォンの長時間使用が避けられません。その結果、多くの人が疲れ目(眼精疲労)と肩こりのダブルパンチに悩まされています。
実は、この二つの症状は、身体の構造上、深く関係しています。目を酷使すると、目の周りの筋肉が緊張し、それが首や肩の筋肉にも影響を与え、血流が悪化する悪循環に陥ってしまうのです。
今回は、この悪循環を断ち切り、疲れ目と肩こりを同時にほぐすことができる、どこでも簡単にできる体操をご紹介します。
なぜ疲れ目と肩こりはセットでやってくるの?
私たちの体は、目の筋肉と首・肩の筋肉が連動して動いています。
目の筋肉の緊張: 近くの画面を長時間見続けると、目のピントを調整する筋肉(毛様体筋)がずっと緊張した状態になります。この緊張が、首や肩の筋肉にまで伝わってこりを引き起こします。
姿勢の悪化: パソコンやスマホを見る際、無意識に前かがみになりがちです。これにより、首の後ろや肩に大きな負担がかかり、血流が悪くなって肩こりが慢性化してしまいます。
つまり、目だけ、肩だけをほぐしても根本的な解決にはなりません。両方にアプローチする体操が効果的なのです。
【簡単3分】疲れ目と肩こりを同時にほぐす体操
どれも座ったままでできるので、仕事の休憩時間にもおすすめです。
1. 肩甲骨を大きく動かす体操(約1分)
肩こりの原因は、肩甲骨周りの筋肉の硬直にあることが多いです。肩甲骨を意識して動かすことで、血流を促し、肩周りのこりをほぐします。
両手を肩に軽く添えます。
肘で大きく円を描くように、ゆっくりと前から後ろに10回回します。
次に、後ろから前に10回回します。
2. 眼球と首を同時に動かす体操(約1分)
目の筋肉のストレッチと、首の筋肉のストレッチを同時に行います。
顔は正面に向けたまま、目線だけをゆっくりと上、下、右、左と動かします。それぞれ3秒ずつキープします。
次に、目線で大きな「の」の字を描くように、時計回りと反時計回りにゆっくりと3回ずつ回します。
最後に、首をゆっくりと右に倒し、左肩を下に下げるようにして首筋を伸ばします。反対側も同様に行います。
3. 側頭筋(こめかみ)をほぐすマッサージ(約1分)
側頭筋は、目の疲れや歯の食いしばりによって硬くなり、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。
両手の指の腹を、こめかみの少し上の部分に当てます。
少し痛気持ちいいくらいの力加減で、円を描くように優しくマッサージします。
そのまま指の位置を少しずつ上にずらし、頭全体をマッサージしてみましょう。
まとめ
疲れ目と肩こりは、放っておくと頭痛や自律神経の乱れなど、さらなる不調を引き起こす可能性があります。
この簡単な体操を、1時間に1回など、こまめに生活に取り入れることで、目の疲れと肩こりの悪循環を断ち切ることができます。
ぜひ今日から実践して、スッキリとした毎日を過ごしてください。